アカペラバンドについて

以前アカペラサークルの段階について分類致しました。
今回はアカペラバンドの段階について分類してみたいと思います。

 ①スタート期

 ②補助輪期

 ③独り立ち期

 ④模索期

 ⑤ライブ期

 ⑥オリジナル期

 ⑦プロ期

 ⑧スター期


これらは、どのバンドもすべて当てはまるわけではありませんし、また常にそれぞれの段階を行き来するものです。必ずしも順番通りに移行するものでもありません。あくまでご参考程度に捉えてください。

ではこれらについて一つずつ深めて参ります。

①スタート期

・初めてアカペラをし始める時期
・練習の進め方や楽譜の読み方などを教えてもらいながらアカペラに取り組む
・サークルによっては、先輩と数ヶ月だけのバンドを組んでから、各自のバンド活動に移る
・バンドを自由に組む時期になると、バンドが組めずにサークルを離れる者も出てくる
・自由にバンドを組む時期でも、希望があれば、必ずバンドを組めるサークルもある
 ※期間限定の救済措置であることが多い

②補助輪期

・バンドの練習方法を理解しても、楽譜がなかったり、発声方法がわからなかったりすることが多い
・そのため、独立して活動はしているものの、先輩の楽譜を貰ったり、練習を見てもらったりと周りに支えられることが多い時期

③独り立ち期

・定期的なバンド活動ができるようになる時期
・バンド内に、楽譜を作れるメンバーが現れる
・もしくは貰った楽譜であっても、自バンドに合うようにアレンジを加え出す
・メンバーの音域、特徴を客観的に理解できると、バンドに合うものになりやすい
・今あるもので満足しない高い欲求水準が必要
・アレンジを一人に任せるのではなく、色んな意見を織り交ぜ、議論するとより良いものになる

④模索期

・ある程度の実力をもったバンドが、なにをすべきか模索する時期
・過去のバンドを参考に実力を高めてきたが、そこから脱し、独自の曲を見つけ、独自のバンドとしての色を創る準備期間
・メンバーのやりたいことと、メンバーの強みとの共通点を見出すことができれば、バンドとして一体感が生まれやすい
※なお、アカペラの経験値のあるメンバーが集まって結成する場合、この段階からスタートすることが多い

⑤ライブ期

・バンドに独自性がつき始め、そのバンドでしか表現できないものができると、ライブに呼ばれることが多くなる
・月に1回以上のライブがあり、メンバーと顔を合わす回数が増える。ライブのための練習になりがち
・また、スケジュール調整でメンバーが被るバンドに迷惑をかけることが増える
・ここで、周りへの気遣いができるかどうかが周りへの関係性に大きく影響する
・周りへの感謝心が身についているか否か、周りからはっきりと見える時期
  1.観客への感謝心
  2.サークルへの感謝心
  3.先輩への感謝心
  4.メンバーへの感謝心
  5.イベンターへの感謝心
  6.親への感謝心 ・・・etc

⑥オリジナル期

・昨今のアカペラ界ではプロの曲をカバーするのが基本
・その中で、オリジナル曲の制作を行う時期
・バンドとして伝えたい曲を、メンバーの特徴に合わせて創れることからバンドのオリジナリティー醸成に繋がる
・版権などの観点から、企業から受け入れられやすく、「企業ソング」の依頼を受けることもある
・ただし、プロが心血注いで作曲した曲をカバーするのと、アマチュアが作曲からスタートするのでは質に差が出やすく、また聞き馴染みがないため、すぐには観客に受け入れられにくい

⑦プロ期

・演者として、アカペラに関わり収入を得ている時期
・芸能事務所に所属するバンドもあれば、独自のコネクションを活かし出演の機会を生み出すバンドもある
・中にはアカペラ活動をしつつ、カフェを経営し、そのカフェで定期的なライブを行うバンドも
・アカペラ活動だけでは難しく、副業を行うメンバーも多い

⑧スター期

・アカペラのバンドとして、地位を確立し、バンド活動のみで生計が成り立っている時期
・アカペラに興味ある人でなくても、曲を聴いたことがあったり、バンド名を知っていたりする




スター期まで含めて段階分けしてみました。現代のアカペラ活動が盛んなのは大学生の層です。そして、大学生バンドは模索期かライブ期で終えることが多いようです。
しかし、また別の機会にブログを書くつもりですが、アカペラ活動の層は下にも上にもどんどん広がっています。小学校からアカペラを始めた方が、大学生でオリジナル曲に取り組むといったことが今後増えていくと思います。
現代ではまだ、プロ期にすすむバンドは少ないですが、5年10年で各段階の構成比率は変わっていくことでしょう。スターがゴロゴロと出るような世界を創りだせるよう、アカペラハウスも精進致します。

2016年01月02日